会計用語に減価償却費という言葉があります。これはまさにお金を守ってくれる幸せのパートナーであります。
日本の実効税率は約30%です。
さて、毎年黒字の会社が1億円の猫型ロボットを買いました。これは税法上10年かけて減価償却していくルールがあるので、毎年1000万円が費用としてカウントされます。猫型ロボットの減価償却費は毎年1000万円なので、利益が1000万円減ります。イコール税金は300万円減ります。この状態が10年間続くと税金は3000万円減ります。
つまり1億円の猫型ロボットを買うと3000万円戻ってきますから、実質負担は7000万円となります。猫型ロボットの頑張りが7000万円以上の価値があれば、是非とも買うべきです。
一方で猫型ロボットが頑張らず10年間毎日ミャーミャー泣いていた場合どうでしょうか。これは困りますね。しかし、買ってから10年後に1億円で売ることが出来たらどうでしょうか。買った額と売った額が同じなのでプラスマイナスゼロです。そして猫型ロボットを保有していた10年間は毎年税金が300万円浮きます。これは嬉しいですね。
ですが売った場合は1億円に「税金が30%かかります」ので、何かの理由で赤字になる期に売れるといいですね。
あなたの会社が黒字の会社の場合は、猫型ロボットを購入した減価償却費がお金を守る幸せのパートナーになりえるのではないでしょうか。